Steam の Yakuza Kiwami 2 でプレイすることができる Virtua Fighter 2 (VF2) を、サターンパッドでプレイする方法を書き残しておきたいと思います。
以前は Direct Input のコントローラをうまく設定することができませんでしたが、Steam のアップデートのおかげなのか、いつの間にか使えるようになっていました。
1. 動作確認環境
- Windows 10 – バージョン : 2004
- Steam – ビルド : Dec 20 2020、15:11:10
- Yakuza Kiwami 2 – インストールしたコンテンツのリリース日 : 2019年8月21日19:00
- コントローラ : 純正サターンパッドを、サターンパッドUSB化基板Ver6 (第三科学研究所様) でUSB化
2. Steam のコントローラ設定
使用するゲームパッドをあらかじめ接続し、Steam を起動します。そして、設定画面から コントローラ > 一般のコントローラ設定 を開きます。
別ウィンドウが開くので、まず「一般のゲームパッド設定サポート」にチェックを入れます。そして、検出されたコントローラ から該当するゲームパッドを選択し、「レイアウトの決定」を押します。
表示された画像を見ながら、ゲームパッドのボタンを割り当てます。割り当てる際は、マウスでボタンの欄をクリックしてから、パッドのボタンを押します。
この割り当ては、通常のゲームプレイで使用するものです。VF2の設定はゲーム内で別に行います。ゲームの起動からセーブデータのロード、VF2の筐体の前に行ってアクティベートすることをイメージし、以下の点に注意して割り当ててください。
- ゲームパッドのボタンすべてに何らかのコマンドを割り当てる。サターンパッドなら十字キーおよびボタン9個。
- 十字キーは「左スティック X / Y」に割り当てる。「十字キー 上下左右」ではない。
- コマンドの「プライマリアクション」、「戻る (1個目)」、「スタート」は必ず割り当てる。
3. ゲーム内のコントローラ設定
ゲーム内でスタートボタンを押し、ゲーム設定 > 操作設定 を開きます。
Virtua Fighter 2/ver2.1 (1P) を選択して、パッドのボタン割り当てを行います。この際も、マウスでボタンの欄をクリックしてから、パッドのボタンを押します。PKGはそれぞれパッドのBCAボタンに、お金を入れる はスタートボタン、ゲーム中断 は左パドルボタンあたりにすると良いでしょう。これで設定作業は完了です。
4. ゲームパッドの雑談
今回私が使用したゲームパッドには、第三科学研究所様のUSB化基板を使わせていただきました。何年か前に買ったものの Steam でうまく設定することができず、保管していたものです。
amazon を見ると、今は復刻版のような形で最初からUSB化されたサターンパッドがあるようなので、それも使えるのではないかと思います。
私のメインのゲームパッドは Xbox One コントローラですが、これでVF2をやるのは非常につらいものがあります。間合いの調整に使うクイックフォワード (→→) を、左スティックで素早くやり続けるのが難しいのです。それならと十字キーを使おうとすると、これはもう位置が遠すぎて開始5分で手が痛くなります。個人的には 360 コントローラの方が十字キーの位置は良かったですね。まぁ 360 コントローラでも20分で手が痛くなるんですが。
サターンパッドは十字キーが親指に近く、左手に無理がかからないので、かなり使いやすいです。しかし、USB化パッドは Direct Input という入力方式のため、これまではゲーム側が対応していないと設定が難しいものでした。いろいろやってもうまくいかなくて、結局は諦めて 360 コントローラでプレイしていました。
たまたま見かけたウェブサイトで Steam と Direct Input の話題が出ていたので、もしやと思って試してみたら、見事に使うことができました。以前に試行錯誤したときはまったくダメだったので、Steam が何らかのアップデートをしてくれたのかなぁと思っています。ただ単に私が気付かなかっただけかもしれないのだけども。
今回、「令和の時代にパソコンでサターンパッドを使ってVF2をプレイしたい!」という超マニアックなニーズに応える記事を書くことができて、私は満足しています。いずれパソコンを買い替えたら、私もこの記事を見て再設定することにしよう。