スカイリムSEを Anniversary Edition にしてみた結果をさらす

スカイリムの Anniversary Edition (AE) を購入してインストールしてみたので、その記録を書いておこうと思います。ゲームプレイではなく、ファイル構成とかMOD対応とか、環境構築に関する内容です。私の実体験をもとにした人柱報告となります。


1. SEの最新版アップデート

1-1. SE最新版の概要

AEは、Special Edition (SE) に多数のコンテンツを追加したものとなります。AEを購入していなくても、SEを最新版にアップデートするとそれらのコンテンツの一部が使えるようになります。

SE最新版では各種既存ファイルもアップデートされます。このアップデートによりSKSEプラグインや SkyrimSE.exe に関連するツールも影響を受け、使えなくなるものがあります。SKSEに関してはAE発売と同時に対応版が公開されました。

1-2. 変更されるファイル

言語設定を英語にして最新版にアップデートしたところ、Data フォルダは以下のようなファイル構成になりました。

ccで始まるファイルが追加コンテンツになります。おそらく Creation Club の略です。

変更されなかったのは Scripts.zip というスクリプトソースが入ったファイルと、Skyrim – Voices_en0.bsa というボイスファイルだけです。正直な感想として、もうこの状態でAEと呼んでしまってもいいくらいの大規模な変更だと思います。最新版にアップデートする場合は、既存のSEフォルダに上書きするのではなく、すべて退避させてからクリーンインストールすることをお勧めします。

追加コンテンツについてはアップデートすれば自動的に使えるようになります。後述のAEと異なり、インストール作業は必要ありません。


2. AEのインストール

2-1. Creation Club へのログインとダウンロード

AEをインストールするパターンは2つで、SEを持っている場合は「DLC Skyrim Anniversary Upgrade」の追加購入、持っていない場合はSEとDLCがセットになったAEの購入、という感じになります。

SE最新版でも適用される一部のコンテンツを除き、AEを購入しただけの段階では自動的にダウンロードされません。ゲーム内のメインメニューから Creation Club へログインし、個別にあるいは一括してダウンロードする必要があります。

AEといっても専用の esm があるわけではなくて、Creation Club の各コンテンツをまとめて導入する権利を買ったのと同じ扱いです。なぜ自動的にダウンロード&インストールされないのかは謎ですが、Bethesda さんとしてはもっと Creation Club にアクセスして欲しかったのかもしれませんね。

ログインは Bethesda.net のアカウントで行うので事前に作成しておきましょう。アカウント名、パスワード、メールアドレスが必要となります。

2-2. アンダーバーを入力する方法

スカイリムは日本語配列のキーボードに対応していないため、メールアドレス等に _(アンダーバー)を使用しているとそのままでは入力できません。そうするとログインもできないので、AEを買ったはいいけどインストールできない、という事態になる可能性があります。

そんなときは、下記の方法で英語の言語パックを入れれば英語配列の入力を行うことができるようになります。

  1. Windows の「設定 > 時刻と言語 > 言語」を開く。
  2. 優先する言語 にある「言語の追加」ボタンを押す。
  3. 「English (United States)」を選択する。
  4. 「言語パックのインストール」をチェックした状態でインストールする。
  5. 言語パックがダウンロードされ、優先する言語 に英語が追加される。

上記の設定が終わると、Windows キー + スペースキー でキーボードの配列を切り替えることができるようになります。選択中の言語はタスクトレイで確認することができます。

英語配列の場合、アンダーバーは日本語配列の =(イコール)の位置になります。Shift + マイナスキーです。他の記号の位置もかなり変わっていて、例えば @(アットマーク)は “(ダブルクォーテーション)の位置で、Shift + 2 になります。キーボードの英語配列については、検索すれば画像がたくさん出てきます。

ゲーム中は切り替えることができませんので、英語配列に切り替えてからゲームを起動してください。

2-3. 追加されるファイル

AEのコンテンツは、SE最新版と同様に cc から始まるファイルとして追加されます。購入前の私の予想では CreationClub.esm みたいなものが追加されるのかと思っていたんですけど、全部バラで追加されます。…全部バラです。cc から始まるファイル数は148個で、合計サイズは5.83GBになります。


3. Creation Kit の対応

3-1. 関連ファイルの同一性

結論から言うと Creation Kit(CK)に関しては変更がないようです。CreationKit.exe および steam_api64.dll ともに、旧SEからの変更はありませんでした。念のため Bethesda ランチャーから再インストールしてみても、まったく同じファイルがダウンロードされました。

Creation Club がもともとSEで作られたMODなので、このあたりは当然かもしれません。

3-2. スクリプトソースの取得

AEではスクリプトソースは配布されていないようです。スクリプトをCKで扱うにはソースファイルが必要ですので、各 cc ファイルのBSAから pex を抽出し、さらに psc へ逆コンパイルすることになります。

ツールとしては BSA Browser (with .BA2 support)Champollion a PEX to Papyrus decompiler を使えば難なくいけますが、追加コンテンツのBSAがバラで入っているために作業量が非常に多いです。スクリプトも合計で1100個以上ありますので、愛がある人しかやれないと思います。スクリプトを扱う人はとにかく頑張ってやりましょう。


4. 使えるMOD、使えないMOD

4-1. SKSEプラグインに関わらない通常MOD

SKSEプラグインに関わらない多くのMODはAEでもそのまま使えます。おそらく esp やBSA、スクリプト、メッシュ、テクスチャに関しては共通仕様だと思われます。

試しに私が絶対に外せないと思うMODを50個くらい入れて構築してみたところ、破綻している部分は見受けられませんでした。フォロワー追加やNPC美化、髪型追加とかも大丈夫です。

4-2. SKSEプラグイン

原則として使えません。これに関してはSEとAEは別物と考えて、MOD作者が公式に対応を謳っていない限り使わない方がいいと思います。たまたま使えてしまうものもあるらしいのですが、潜在的にセーブデータを破損させることもあり得ると海外のえらい人がコメントしてましたので私はそれを信じています。

SKSEプラグインを含むMODはシステムの根幹に関わるものが多く、SEメインの人がAEに移行するのは今のところ難しいでしょう。ただいずれは何らかのブレイクスルーが起きて解決すると思います。スカイリムのMODコミュニティは本当にすごすぎるからね。


5. 日本語対応

5-1. 公式発表

AE日本語版は、ベセスダ日本公式さんのツイートで開発中であることが示されています。2022年のなるべく早い時期に発売ということなので、期待して待ちましょう。AEでも味のある翻訳だといいなぁ。いきなり「ドラゴンに殺されろって言うの?!」とか言いだして楽しませてほしい。…というかボイスも対応してくれるんだろうか?

5-2. Strings ファイル

追加コンテンツの Strings ファイルは、各BSAの中に個別に入っています。気になってチラッと見てみたんですけど、釣りのコンテンツだけでも1000項目以上あり、この翻訳作業は相当大変だと思います。もしボイスにも対応するとしたら、あと2、3か月とかでは終わらないと予想。


以上人柱報告でした。日本語対応するまでは英語教材としてプレイしていこうと思います。

私英語のリスニングできないんですけど、脳内でちゃんと日本語が再生される不思議。
新装備も追加されてます。新鮮。

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