マネキンが動いてびっくりするのは、マネキンは動かないという常識にとらわれているからです。
マネキンは動きます。このMODを導入すれば。
1. 最新版ダウンロード
2. マネキンの仕様
プレイヤーがマネキンのあるセルに入ると、数秒後にマネキンがアニメーションポーズをとります。適用されるポーズは、バニラにあるものの中からランダムに選択されます。拍手をするといった動きのあるものもあれば、祈りのポーズのようにほとんど動かないものもあり、たまには立ったまま佇むこともあるでしょう。
マネキンのインベントリ画面を一度開いてから閉じると、別のポーズに切り替わります。
3. インストール / アンインストール
3-1. インストール
MOD管理ツールでインストールしてください。
当MODは MannequinActivatorSCRIPT.pex というスクリプトのみを改変しています。このスクリプトに変更を加えていない環境であれば、いつでも当MODをインストール / アンインストールできます。
マネキンを動かないようにするMODの中にはこのスクリプトを改変するものもあります。もしそういったMODを使用中の場合は、それらのMODをアンインストールしてから当MODをインストールした方がいいかもしれません。
3-2. アンインストール
MOD管理ツールでアンインストールしてください。当MODをアンインストールすれば、マネキンはバニラの状態に戻ります。セーブデータには影響を残しません。
4. 更新履歴
- 2022/11/11 (version 0.1) ; 公開。
5. 開発秘話
5-1. コンセプト
マネキンについては、過去にいくつか記事を書いています。
今回で3つ目の記事ですね。どんだけマネキン好きなんだ…。
今までは動かないことを前提にしていましたが、なんだか寂しく感じてきたので動かすことにしました。見た目を好きなNPCに変更してあると、仁王立ちしているよりかは動いているほうが楽しいです。
ポーズをとらせるだけなので、しゃべったり何かに反応したりはしません。プレイヤーに対してのヘッドトラッキングもしない設定にしています。ただし、ポーズによってはこちらを向いてしまうことがあります。
マネキンが動くようになるMODがいくつか出ていることに後から気づきましたが、せっかく作ったので公開することにしました。当MODのメリットは、自動的にランダムなポーズをとることと、シンプルな構造なのでいつでもインストール / アンインストールできることです。
5-2. アニメーションポーズ
アニメーションポーズは、28種類の中からランダムで再生されるようにしました。選択固定式にするのは、一体一体設定するのが面倒かなと思ってやめました。
ランダムとは言いつつ、なんとなく再生されやすいポーズがあるように感じるかもしれません。どのスクリプト言語でもそうですが、ランダムな値を返す関数って作るのが難しいらしくて、なかなか真のランダムにならないんですよね。まぁ今回はたいして重要なものではないと思うので、あまりお目にかかれないポーズがあったりしても許してください。
ポーズをとると同時に表情も変わるようにスクリプトを書いてあります。が、こっちはほとんど反映されないことが多いです。いろいろやってみたものの、きちんと動作させるのが難しい。すごい笑顔で拍手するとかやってもらいたかったんですが…。
5 thoughts on “Mannequin Posing – マネキンがポーズをとるようになるMOD”
あいつらたまに動くから気味が悪いのであって常に動いていたらそっちのほうがいいかもしれませんね。
ありがとうございます。あらかじめ動きのあるマネキンとわかっていれば、それほど違和感は感じないんじゃないかと思っています。
自作のマネキンModのポーズ変更にこちらのスクリプトを参考にさせていただきました。
事後になりましたが、ご報告します。
作成したModはこちらです。
https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/mods/84261
完全ランダムだと求めるポーズが出てこないことがありそうなので、サイクル式にしてみました。
sinzzzzさん、こんにちは。何かご参考になる部分があったのなら嬉しいです。
やはり Papyrus だけで正しくランダムにするのは難しいかもしれませんね。Description を読ませて頂いて、レベルドリストはこういう使い方もできるんだなぁと新たな知識を得ました。
ご報告どうもありがとうございます。
こちらこそ、いろいろとためになる記事が多く勉強になっています。
特に今回のModで「安全なアンインストールのためにプロパティ構造を変えない」というのは目からウロコでした。
シンプル・コンパクトを常に意識していたのですが、逆にそれが行き過ぎて「このプロパティは使ってないからいらないだろう」と消してしまいかねなかったので。
そういった点も気をつける必要があるというのは、本当に大事なことなのだと身に沁みました。